山口県防府市の歯医者「しまだ歯科医院」です

しまだ歯科医院
0835-25-0118
  • アクセス
しまだ歯科医院
しまだ歯科医院

歯のコラム

2025年4月3日

毎日歯みがきしても汚れが落ちにくい場所

歯を守るためには毎日の歯みがきが欠かせません。しかし、どんなに丁寧に歯を磨いても汚れの落ちにくい場所があります。

それは、『歯周ポケット』と呼ばれる、歯と歯ぐきの間にある「みぞ」です。

「歯周ポケット」という名前を聞いたことがあるという方は多いと思いますが、実は、歯周ポケットは「歯を失う前兆」とも言える、とても重要なサインなのです。

歯周ポケットの正体

一見、歯と歯ぐきは隙間なくしっかりとくっついているように見えます。

しかし、実際にはその境目にはごくわずかな隙間があり、これを『歯肉溝』といいます。

歯肉溝の深さは通常の状態では1mm~3mmほどですが、ここに歯垢がたまると、歯周病菌が増殖して歯ぐきに炎症を引き起こし、結果として溝が徐々に深くなっていきます。

こうして生じた「深くなった溝」こそが、「歯周ポケット」の正体なのです。

そして、歯周病が進行すると、溝の深さが1cmを超えることもあります。

歯周ポケットの比較イメージ

歯周病菌はポケットを深くするだけではない

歯周ポケットを深くする歯周病菌。実は他にも問題を引き起こします。

歯周病菌は歯周ポケットを深くするのと同時に、歯の表面や歯周ポケットの中に『歯石』を作り出し、そこを絶好の隠れ家としてどんどん繁殖していきます。

特に、歯周ポケットの中に歯石ができてしまうと、その奥には歯ブラシが届かないため「細菌のすみか」となってしまい、細菌がさらに増え続けます。

そして、これらの細菌が出す毒素が歯を支える骨を溶かし、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうという事態にまで発展してしまいます。

歯ブラシが奥まで届かないイメージ

歯周ポケットの進行を防ぐためにできること

歯周ポケットが深くなればなるほど、歯周病菌によって歯を支える骨が溶かされるリスクは高くなります。

しかも、普段の歯みがきだけで歯周ポケットの中に住み着く歯周病菌を取り除くことは、なかなかに難しいというのが現実です。

そこで、歯科医院での定期的なチェックと歯周病治療が重要になります。

歯科医院では専用の器具を使い、普段のブラッシングでは届かない歯周ポケット内の歯石もきちんと除去してくれるので、大切な歯の健康を守るために一度相談してみる価値は大いにあります。

歯科医院でクリーニングを受ける様子

気づかぬうちに進む ― 深まる歯周ポケットのサイン

実は、歯周病で最も恐ろしいのは、目立った自覚症状がないまま、知らず知らずのうちに歯周ポケットがどんどん深くなってしまうことです。

気づいたときには、歯周ポケットの深さが1cmを超えていて、歯を支える骨がすでに溶け始めている…なんてことも珍しくありません。

もし、歯ぐきに少しでも「腫れ」や「出血」といった症状が現れたら、早めに歯周病検査を受けることをおすすめします。

少しでも早い段階で治療を行い、大切な歯をしっかりと守りましょう。

«