2024年8月2日
さて、今回は当院が積極的に取り入れている インプラント治療についてのお話です。
皆さま自分の歯を大切にしていらっしゃるかと思いますが 不慮の事故などにより 前歯が破折することもあります。
破折が重度の場合には抜歯しなければなりませんが、 問題は抜歯後の治療方法です。
一般的にはブリッジとインプラントによる治療があります。
どちらも耳にしたことはあるでしょうか?
ブリッジは、無くなった歯の前後にある歯を削り、 それを土台とした被せ物を作る治療法。
そしてインプラントは歯が無くなったところの骨に、 人工の金属製の歯根を埋め込み、その上に土台をたて、 歯を被せる治療法です。
ブリッジの場合には 隣の歯を削ったり、 差し歯を外してつけ替えたりする必要がありますし、 隣の歯に大きな負担がかかることも大きな問題点です。
一方のインプラントは、 外科手術が必要なことや、 治療期間が長くなることに加えて、 抜歯後の歯の無い期間が長くなることが大きな問題点でした。
しかし近年、治療技術の進歩により 抜歯当日にインプラント手術を行い、 仮歯まで入れることが可能になっています。
さらに患者様が驚かれるのが、 術後の痛みがほとんどないことです。
今回、CT撮影により正確な位置決めを行い、 歯肉を切ることなくインプラント手術を行い、 仮歯まで装着することができました。
この患者様は、 過去に隣の歯にインプラントを経験されていましたので、 治療方法の違いに本当にビックリされていました。
医療は日々進歩していきます。
今後も、当院では患者様のためになる 最先端の治療技術を取り入れていきたいと考えています。