

2025年3月13日
歯の寿命は人間の寿命よりも短く、皆さんの年齢や健康状態に関わらず歯が抜けてしまうことがあります。
しかも、歯の本数が減ってしまうと、日々の食生活はもとより、コミュニケーションや運動能力にも影響が及ぶなど、身体にもさまざまな悪影響が現れ始めます。
つまり、歯の有無は全身の健康に深く関係しており、一見別物のようでありながら、「人間の健康と寿命」と「歯の健康と寿命」は密接に結びついているのです。
このような背景から、厚生労働省と日本歯科医師会はある目標を提唱しています。
それは、「80歳になっても20本以上の歯を残そう」という目標で、これを「8020(ハチマルニイマル)運動」と言います。
私たちは普段、肉や餅のような噛み応えのあるものや、煎餅のような硬いものなど、実にさまざまな食べ物を口にします。
しかし、歯の本数が減ってしまうと、それらをしっかりと噛み砕けなくなってしまい、それが原因で食べ物が喉に詰まってしまうこともあります。
つまり、これまで「おいしく食べられた料理」が、「命を危険にさらす料理」へと変貌してしまうこともあるのです。
日本人の平均寿命は2010年代から男女ともに80歳を超えるようになり、今後もさらに延びていくと予想されています。
しかし、寿命が延びても、その時間を豊かに過ごせなければもったいないと思いませんか?
身体の健康を維持することも大事ですが、できるだけ多くの歯を残し、お口の健康を保つことも重要になってきます。
そのためには、歯を失う原因である「むし歯」や「歯周病」などの予防・早期発見・早期治療が不可欠です。
特に歯周病は「沈黙の病」と呼ばれるほど自覚症状が乏しく、気づいたときには重症化していることも珍しくありません。
だからこそ、定期的な検診を欠かさないようにし、何か気になることがあればすぐに相談するようにしましょう。
« 喫煙者のお口のリスク 歯に良い食べもの »